はじめに…

以下は、団体としての方針と個人的な思いが混在しています。まとまらない部分や誤解されやすいところもあるかもしれません。個人の思想や活動は尊重しつつ、譲れない部分も記載させていただいたつもりです。

公的機関の方針に則った情報を支持します

地域の活動をしている方には、ネットワークビジネスを取り入れている方、代替補完療法や健康食品を取り入れたビジネスをされている方も多いため、オープンに話にくい内容ではありますが当団体としてはこれらの活動を支持しません。

と、いうときつい印象を持たれるかもしれませんが、否定をしているわけではありません。

健康状態やスピリチュアルな部分ついては、科学や現代医療で白黒つけられものではなく、曖昧さや、限界があります。
スピリチュアルや代替補完療法、健康食品やネットワークビジネスの商品、その他健康法などが、その曖昧さや現代医療の限界の外にあるところを癒し、効果が感じられ、支えになることも理解できます。
日本では精神的に支えになる宗教も少なく、その分スピリチュアルやネットワークビジネスでの繋がりがその代替として機能しているのではないかとも思っています。

ですので、「誤った情報、偏った情報を発信し、必要な人の標準医療を遠ざけたり判断を迷わせるような活動」でなければそれらの活動も尊重されるものだと考えています。(例えば、「これを飲めば治る。薬は危険だ。」といったり、著しく高額であったり、その人の持っていたコミュニティを破壊するものでなければ/これは洗脳するための囲い込みですね…こうなるとカルトと言えます)

スピリチュアルや代替補完療法を利用する方には、一部、現代医療への、社会への、不信や怒りから支持するに至る方もおられます。行き場のない怒りや不信が生じることがあることも理解できます。怒りや不信からくる偏った発信や行動する場合があることも、認めたいと思っています。納得できるまでその行動は(法律に違反することでなければ)認められるものです。
本当は、他の適切なコーピング行動を提供できればいいのかもしれませんが…。

ただし、医療アクセスを阻害されて死亡する事件もおきているにあたり、慎重に関わることも大切だと考えています。
そのためには、受け取り手が冷静に対処できる知識を備えておくことが大切ですね。(そう思ってこのページを書いています)

以下に、標準医療を遠ざけられたことで起きた事件を紹介します。
自分で選択したわけではない子どもが犠牲になっていることを思うと、辛く思えます。

ホメオパシーの実践が危険な理由 民間代替療法に傾倒した助産師が新生児にビタミンKを投与せずレメディ(ホメオパシーの方が信じる偽薬)を投与し脳出血で新生児が死亡

東洋経済オンラインhttps://toyokeizai.net/articles/-/282404?page=4

自称祈祷師一型糖尿病の男児にインスリン投与をさせず死亡

山本健人医師寄稿ヤフーニュースhttps://news.yahoo.co.jp/byline/yamamototakehito/20200827-00195273

脱ステロイドのクリニックによりアトピー性皮膚炎の5歳児が全身状態悪化で衰弱するほどの常態に

判例文書は有料ページとなるためスクリーンショットを一部載せているサイトをhttps://togetter.com/li/1775024

ネットワークビジネスについて

ネットワークビジネスは法律上認められたビジネスです。
商品の質が良いものもあるようです。気に入って使うこともあるでしょう。
ネットワークビジネスについて、「紹介する側」も「される側」にも理解があり、ルールに則って活動することに異存はありません。
ビジネスについては「連鎖販売取引」として特定商取引法https://togetter.com/li/1775024でルールが定められています。特に勧誘については、事前に告知が必要であること、オープンスペースで行うことなどが守られず違法になることがあるようですね。
かくいう私も、知人に誘われ参加した「個人宅」での集まり(違法)、事前の説明なく(違法)ネットワークビジネス商品を暗に勧められ、周りは全員カスタマーっぽく、1人アップらしき人、というお話会に参加して嫌な思いをしたことがあります。縁は切りました。
トラブルが起こりやすいビジネス形態だということは認識しておくべきでしょう。

国民生活センターにはマルチ取引の相談ページがあります。
消費者トラブルに巻き込まれた時は全国の国民生活センターに相談ができます。
相談先情報へのリンク:https://www.kokusen.go.jp/map/index.html

独立行政法人国民生活センターマルチ取引の情報 https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/multi.html

占いや〇〇診断、〇〇法

血液型占い、性格診断、〇〇法…他愛ない、話のネタのようなもの、前向きになれたり、視野を広げるためのちょっとした声掛けになる程度のものは生活の中の面白さであると思います。
神社でひく「おみくじ」もいうならばこのカテゴリーですね。
個人的には動物占いが好きだったことがあり、あの人は鹿だの豹だのと喜んでみていたり、姓名判断だと名付けはあーでもないこーでもないと随分悩みました。
ただし、これらさえも偏った健康法への入り口になってしまうものもあり注意が必要なものだと思います。
また、民間資格のセラピストやカウンセラーがたくさんあります。
子どもの才能や性格を、そんなものでカテゴライズしたり診断したりしてほしくない、断定せず、ありのままを、よく見ていってほしいと思います。
(動物占いをワイワイキャッキャと楽しむくらいであれば害になるものではないと思います)
公的なカウンセリングや診断は、丁寧に、慎重に行われています。
とはいえ民間資格のセラピーやカウンセリングは公的な診断と同等には思っていない、子育てのピアカウンセリングや居場所づくりくらいのものなのかもしれません。それならば、おかしいというものではないかもしれません。難しいところです…

子育てお話会、勉強会、サークル活動、絵本や映画

上記の活動している人や、団体というのは熱心で、善良な方が多いですね。
居場所づくり、仲間作りの場として暖かい場所であることも多いのではないかと思います。
活動や思想全てが問題があるわけではなく、ところどころ飛躍した考えや、誤った/偏った情報が紛れているようですね(意図的に飛躍した情報や誤った情報を発信している「元」がいるようなんですけどね)。

環境問題、社会貢献、SDGs、性教育、社会問題、健康…
優しく、親切で、ふんわりと…居心地がいいのだと思いますが、偏った思想や活動への入り口となるところがあります。ひとたび入れば、エコーチェンバー状態となり、他の情報が入りにくくなることもあるかもしれません。

思想や活動は自由なので、これについても否定するものではありません。
しかし、発信や活動の仕方次第では見過ごすわけにはいかないとも思っています。
反医療や陰謀論的な思想も多くみられます。
適切な医療を遠ざけ、公衆衛生に悪影響を与え、健康の悪化や命にかかわる可能性もあるからです。
他者の健康を害する可能性がある(食品や薬を危険な使用方法/使用量を勧めている、通常とは違う用途で使うことを勧めているなど)、公的な発信だと誤解させる表現をして活動している、などを見て見ぬふりをするのはできないですね。

意図的に偏った/誤った、農業や食の情報を流布している活動があります。農薬や添加物で発達障がいになる。発達障がいが増えている(相関がある/疑似相関なんですけどね。多くの研究者が地道な研究をされているなかでお手軽なグラフで誤情報を発信してビジネスしているのはなんともいえませんね…)。
そんな発信をしている活動は、当事者を貶めることになります。表向きではSDGsや地産地消を謳っていますが危惧される動きです。

アグリファクトではこの問題を取り上げ、論文ベースでファクトチェックを丁寧にされています。
第20回 有機農業50年の歴史から考える「なぜ怒りを手放せないのか」【分断をこえてゆけ 有機と慣行の向こう側】この記事に活動への問題点は凝縮されていると思います。

AGRIFACT https://agrifact.jp/

予防接種で不妊になる、空からケムトレイル散布している、白血病はただの疲れです、
という持論を展開する医療者もいます。子育てママをターゲットにしているところは多いようです。公安案件になっているところもあるそうで、名前を出すと怖いので出せないのですが…。恐ろしい…。

恐ろしくて引用できるものが思い浮かばないので桑満おさむ先生のブログをどうぞ https://t.co/iiyyqVwZBa

情報源として信頼できるところは

なんでもかんでも隠蔽されていませんよ…

厚生労働省の情報をみよう https://www.mhlw.go.jp/index.html

書籍では以下の3冊がお勧めです。

ところで、どんぐり倶楽部って…?

管理人の活動のひとつ、「どんぐり倶楽部」も子育て法のひとつといえるかもしれません。
また、どんぐり倶楽部はアナログ子育て、自然派子育てとの親和性が高く、講師をしている人の中には「予防接種は製薬会社の陰謀」「なんちゃら健康法」「なんちゃらセラピー」を信仰していたり、「これが危険」「あれが危険」と不安を煽る発信をしている先生やユーザーも散見されます。標準医療を否定する考えの人も比較的多いように思われます。
自分の頭で考えよう、といっているわりには統計学、歴史、大丈夫ですか?思考停止はそちらさんではありませんか?と残念に思っていますが、個人の発信なので関わらないという方法しか取れずにいますね。

どんぐり倶楽部を提唱された本家本元は糸山泰造先生という方で、糸山先生自体は医療的に偏った考えはなく、どんぐり倶楽部についても論文なり根拠をもとに発信されているものが多いのではないかなという印象を持っています(偏っているわけではないと思いますが、断定的な伝え方をしている部分もあり、賛否はあるようですね)。
私自身が、論文を読み込むほどの力量がないので「そう思っている」にとどまりますが…

どんぐり倶楽部原理主義派としては、疑問を持たれるかもしれませんが(原理主義ってね、でもそんな感じです)
環境設定や方法についても、柔軟であるのがどんぐり倶楽部の良さだと思っているので一時期は厳密に実践して振り返れば苦しい日々もありましたが、教室を開いていてなんですが、外遊びできる環境を整え、メディアとのお付き合いはできれば控えめにを実現できるといいねと思いつつも、柔軟に対応していきたいと思っています。

依頼者をコントロールしない/依存させない、環境設定など納得できないことを従わせない、他より優れている/これをしないと危険だといって不安を煽らない、あくまでも選択肢のひとつであること、そして居場所づくり、ピアサークルのようなもので少しエンパワーメントできる活動が私にできることだと考えています。

陰謀論はあります!っていう陰謀論思想?

「もう、何を言っているのやら。そんなの見たことも聞いたことも出会ったこともない」と思われる、陰謀論にご縁のない人は良い環境でお過ごしです。

経済産業省が、コロナ感染症の渦中の令和2年に陰謀論についてレポートをだしています。
それだけ、影響が大きく、日本の(日本にとどまらず世界に、ですが)社会に蔓延しているということです。

「デジタル空間における信頼の創出について」経済経済産業省https://www.meti.go.jp/policy/newbusiness/houkokusyo/R2_Johouhasshintayouka_report.pdf

ですが、陰謀論とは縁がない、という方も実は影響は受けていると思います。
HPVワクチンが、名古屋スタディなどのデータが出たにも関わらず、予防接種の積極的勧奨が何年もでない状況でした。
インフルエンザ予防接種は効果がない、という一度出た誤情報も広く信じられたままですね。
「反ワクチン団体」という公安に逮捕される人もでたような怖い思想、活動、団体があります。
(怖い!一度被害にあったので、相談していて、実力行使されたらすぐに通報していいよ、と言われています。弁護士にも詳細相談、確認済。診断書も取得しています…。)

Q.21: ワクチンの効果、有効性について教えてください。

 インフルエンザにかかる時は、インフルエンザウイルスが口や鼻あるいは眼の粘膜から体の中に入ってくることから始まります。体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。この状態を「感染」といいますが、現行のワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。
 ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が出現します。この状態を「発病」といいます。インフルエンザワクチンには、この「発病」を抑える効果が一定程度認められていますが、麻しんや風しんワクチンで認められているような高い発病予防効果を期待することはできません。発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。これをインフルエンザの「重症化」といいます。特に基礎疾患のある方や高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防することです。
 国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています※1

  1. 1平成11年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業「インフルエンザワクチンの効果に関する研究(主任研究者:神谷齊(国立療養所三重病院))」
  2. ※2平成28年度 厚生労働行政推進調査事業費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業「ワクチンの有効性・安全性評価とVPD(vaccine preventable diseases)対策への適用に関する分析疫学研究(研究代表者:廣田良夫(保健医療経営大学))


厚生労働省ホームページよりインフルエンザの情報 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

誤った情報を信じてしまうことも、行動してしまうことも時にはあると思います。
そこに留まらずに、情報をアップデートできて、視野を広く持ち、他の情報も取り入れて修正していけることが、情報過多の社会のリテラシーではないでしょうか。